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Roselia Live 「Vier」

ナマステ!

 

お久しぶりです。なすなとです。10月にライブが無かったので久しぶりの更新になります。

今回は、2018年11月7日(水)に品川ステラボールで行われた「Roselia Live 『Vier』」のライブビューイングを観てきました。

Roselia Live 「Vier」 | BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト

出演者は、湊友希那役の相羽あいなさん、氷川紗夜役の工藤晴香さん、今井リサ役の中島由貴さん、宇田川あこ役の櫻川めぐさんの4人。前回のファンミーティングで白金燐子役の明坂さんが抜けて、一人少ないRoseliaのライブとなりました。

今回のライブは約二か月前のファンミーティングで発表されたというとても急なライブイベントでした。チケットも月刊ブシロードに付いてくる申し込みのみ、追加のチケット販売もなし、さらに会場となった品川ステラボールは収容人数約1800人。現地に行くのはとても至難のことだったと思います。チケットを当てられた方、本当におめでとうございました。

さて、今回のライブはミニライブということでしたが、アンコールを含めて10曲も披露していただきました。以下セットリストです。 

~「Roselia Live 『Vier』」セットリスト~

1. BLACK SHOUT

2. R

3. 熱色スターマイン

【MC】

4. Neo-Aspect

~幕間~

5. LOUDER

6. ONENESS

7. Re:birth day

【アンコール】

8. LOUDER

9. 魂のルフラン with Raychell

10. BLACK SHOUT

一応ライブを見ながらメモを取ったのですが、ミス等があるかもしれません。もしありましたら、ご指摘いただけると助かります。なお、Roseliaの楽曲にはリマスターverが存在しますが、ここでは区別していません。

 

 ◆ 物足りなさを感じさせないRoseliaの楽曲 

Roseliaのライブに余計な言葉は必要ないわ」という相羽あいなさんの言葉から始まった今回のライブ。本当に言葉は必要ありませんでした。

まず、最も心配だったのは、言うまでもなくキーボード役が不在だったことでしたが、さすがに収録音源を用いて補っていましたね。そして、お忘れの人も多かったかもしれませんが、前回のファンミーティングはあったものの、中島由貴さんがRoseliaにメンバーとしてライブに臨むのは今回が初めてのことでした。しかしながら、演奏・MCともにまったく隙を見せず、まるで昔からRoseliaにいたかのように馴染んでいました。これがやっぱりRoseliaの凄いところなのかなと思いました。

さて、そんなライブのセットリストを振り返ってみると、初手から「BLACK SHOUT」、そして二曲目でいきなり「R」でした。「R」は前回のファンミーティングでも初披露されましたが、今でも非常に新鮮さがあります。独特の疾走感のあるこの楽曲ですが、LV会場もとても盛り上がりました。

七曲目に披露された、アンコール前の最後の楽曲は「Re:birth day」でした。5月のバンドリ5thライブでも披露された楽曲だったのですが、なんだかこの曲は久々を感じました。この楽曲はカップリングの「陽だまりロードナイト」とセットになっている印象が強く、さらに曲調が緩やかなこの曲は相羽さんが歌唱中に他のメンバーのところに行くことができ、特にギターやベースの人たちと絡みながら歌うので、相羽さんと遠藤さんの組み合わせが色濃く自分の中には残っています。そんなこの楽曲を中島さんを交えて歌われ、そして相羽さんと中島さんが一緒に歌ったというのは、新生Roseliaが一歩踏み出した瞬間を見ることができたような気がしました。

 

 ◆ 生まれ変わるRoselia

さて、「Re:birth day」が終わり演者がステージ裏に下がると、アンコールが始まりました。

アンコール回数:149回 アンコール時間:3分20秒

とても普通なアンコールでした。といっても、バンドリのライブではなぜか演者の方から観客に対してアンコールを求めたりと、実に変則的なアンコールが多いので、逆に普通のアンコールの方が珍しいのかもしれませんね。

 

さて、アンコールの歓声が収まると、厳かなピアノの旋律とともに、森の中を疾走する映像が始まりました。そのまさにRoseliaらしい映像に見入っていると、次第に焦点はキーボードを弾いている女性に合わさっていきます。そう、今日のライブには不在だったはずの「キーボードを弾いている女性」にです。

キーボードが「BLACK SHOUT」と「Re:birth day」のメロディを弾き終えると、他のメンバーもステージに登場、そして明転しました。

新しいRoseliaのお披露目です。

新しい5人で演奏された初めての楽曲は「LOUDER」でした。私はこの「LOUDER」を忘れることは無いと思います。幾多の辛いことを乗り越えて、やっとたどり着いた、やっと揃ったRoselia。本当におめでとうございます。私たちも待っていましたし、それ以上にRoseliaのメンバーの皆さんが一番待っていた瞬間だったんじゃないでしょうか。

工藤「2サビ前でウルッときちゃって」

5人で歌える、メンバーが揃って歌えることの幸せさを一番知っているグループではないでしょうか。

 

 ◆ 「志崎樺音」

「LOUDER」を歌い終えると、新キーボードの紹介がありました。「志崎樺音(シザキ・カノン)」さんです。紹介されたときは漢字の発表が無かったので、ライブ終演後には「まさかAV女優出身か…?」等と噂されましたが、表記がAV女優の方とは違いました。

志崎樺音(しざきかのん) (@Kanon_Shizaki) | Twitter

ライブ後に新しくTwitterアカウントが設立されたみたいですね。是非皆さんフォローして応援しましょう!

 

さて、ここからライブは誰も予想できなかった展開を迎えることになります。

相羽「今日のライブは、実はRAISE A SUILEN(以後R.A.S.)の皆さんが観に来てくださっています!」

2階関係者席のR.A.S.メンバー「イェーイ!」

相羽「ちょっと、言いたいことがあるんだけど、Raychell、ちょっと前に来てくれない?」

そしてRaychellさんは黒人(?)SPに警備(?)されるようにしてステージまで向かいました。

相羽「この前のバンドリ5thライブ、あなた達はオープニングアクトとして、ライブを盛り上げてくれたわね。本当にありがとう。あなたたち、今度の12月に両国国技館でライブをするそうね。恩返しと言ってはなんだけれども、今度は私達もやらせてくれない?」

Raychell「ええ、本当ですか!?全然構いませんけど…、偉い人どうでしょうか…?」

2階関係者席にいた木谷社長「(OKのジェスチャー)」

そうです、Roseliaの次のイベントが決まりました。R.A.S.の12月7日に行われるライブにオープニングアクトとして参加することになったのです。今こうやって文字に書き起こしてみると、なんとくだらない茶番なんだ、と思わず失笑してしまいますが、生でこの演出を見せられた私達としては大興奮でした。木谷社長も粋なことをお考えになります。

 

相羽「折角、ステージまで来たんだし、何か一曲歌っていかない?」

Raychell「いいんですか!」

相羽「私達の始まりの歌よ!」

そして、なんとこのまま相羽さんとRaychellさん二人のダブルボーカル「魂のルフラン」を聴くことができました。まさかこんなことが起きるんだなぁとライブを観ながら呆気にとられていました。こういうサプライズがあるから、どのライブも観に行かなければ後悔するんだよなぁとしみじみ思った瞬間でした。相羽さんも歌唱中にイヤモニが外れるほどの熱の入った歌唱を見せてくれました。素晴らしい一曲でした。

 

 ◆ メンバーのRoseliaへの愛

ライブ最後のRoseliaのメンバーのコメントの抜粋を以下にまとめました。

工藤「やっと5人が揃ったし、これからこの5人で最高のライブができるように頑張りたい」

中島「5人揃って、これからが本当に楽しみでワクワク。今日のライブは感想が楽しかったしか出てこない。まだアメリカもあるので頑張っていきたいです」

志崎「優しいメンバーと一緒に頑張っていきたいです」

志崎さんが実際に、自分の声で話すのはここが初めてでした。しかし…本物の白金燐子がそこにいるかのような、そんな印象を受けました。緊張されていたということもあったのでしょうが、とても奥ゆかしい感じ、そういったものが素の志崎さんからも感じられました。適役だったのでしょう、本当にこれからよろしくお願いします。

 

櫻川

「(志崎さんについて)ドラムって練習の時にキーボードの後ろに立つんだけどね、ずっと手が震えてるのにそれでも頑張ってキーボードを弾いてたの。私は見守ってることしかできないけど、あこが燐子を応援するように、私もノン(樺音)を支え続けるね。」

「私ね、バンドリーマーのみんなが寂しい思いをしてるの知ってるよ。けど私はみんなのためにドラムを叩き続けるよ。過去と未来は繋がってる。だから、『誰が何と言おうと』私達は12人でステージに立ち続けるから。応援してね。」

櫻川のコメント、Roseliaへの愛で溢れていると思います。これは今回に限らず、どんなライブの時でも、どんなインタビューの時でも、常にRoseliaへの気持ちが強く溢れています。

演者もファンもとても触れにくく、敬遠してしまう遠藤ゆりかさん・明坂聡美さんの交代について、バシッと言及してくれました。ファンとして心に隠し続けていたことを見事に指摘し、それについて大丈夫だよといってくれる演者、なんて心強いんでしょうか。尊敬しています。

そして太字にした箇所ですね。「誰が何と言おうと私達は12人でステージに立ち続けるから」。これは前回のRoseliaのファンミーティングで明坂さんが言ったことに対する応えですね。明坂さんは前回、「私の後には新しい役の人が来る。その人の負担にならないように、私のことは忘れて11人で頑張って行って欲しい」という趣旨の発言をしていました。それに対し、櫻川さんの答えは、「過去の全てが今のRoseliaを作り上げていて、明坂さん抜きではRoseliaは成り立たない」だったのでしょう。このことをしっかりと、ファンの前で言うことができる。思わず目頭が熱くなってしまいました。

 

相羽

「友希那の中の人は元気が取り柄だけど、その元気はあなた達から貰ってるからね?みんながRoseliaの歌から元気を貰ってるかもしれないけど、それは私達も同じでみんなから元気を貰っています」

「ノンの演奏すごかったでしょ?もっと燐子としてのノンの演奏を聴いてみたいでしょ?これはお願いだから、もっと演奏を聴かせてね。でも、その途中には辛いことがあると思うけど、一緒に全部乗り越えていこう」

いつもはポンコツぶりを発揮している相羽さんですが、こういうときはRoseliaのボーカルなんだな、と安心します。ちゃんとみんなのことを見ているんだなと、やはり信頼できる姉貴だな、と頼もしく思うのでした。

 

 ◆ やっと、「新しい」という言葉からの解放

さて、こうして、演者の熱い想いを聴き、ライブは終演しました。

ライブが終わった後に、ふと振り返ってみると、遠藤ゆりかさんが引退を発表して、Roseliaのメンバーがバラバラになってしまってから、もう約1年が経つんだなぁということに驚きます。

引退発表があってから、我々ファンはどれだけ「新しいRoselia」と「いままでのRoselia」に板挟みにされて苦しんだのかなぁと思いました。今までのRoseliaが好きだけど、新しいRoseliaを受け入れて、そしてその新しいRoseliaを無理矢理にでも好きにならないといけないかのような空気感。息苦しい空間でした。ライブで演者が笑顔で演奏してくれる時は唯一救われる瞬間でしたが、それ以外、とてもしんどい状態だったなぁと思います。

私もこのブログで何回「新しいRoseliaを見れた気がします!」「新しいRoseliaの誕生です!」と書いたことでしょう。とても疲れました。

しかし、今回のキーボード発表をもって、このメンバーの変遷がようやく一段落することになります。やっと、「新しいRoselia」と言わず普通の「Roselia」と書くことができるんだなと思いました。

このライブの後、木谷社長が「Roseliaにはメンバー入れ替わりのドラマがあり、ファンはそれを求めている」という趣旨の発言をしたインタビュー記事が発表されたそうですが、これは大きな誤解です。Roseliaはメンバー同士が本当に仲がいいですよね。Roseliaにはいつまでも大好きなメンバー同士で演奏していて欲しいですし、演者に悲しい想いをして欲しくありません。

どうか、あの5人ができるだけ長く演奏を続けていられますように。ここに願いを託して、今回の記事を終えたいと思います。お読みいただきありがとうございました。

 

(追伸)

さて、そういえば、前回のRoseliaのファンミーティングの記事の追伸の欄で、「Roseliaが12月9日にライブをするんじゃないか」と予想をしたんですが、残念外してしまいました。偉そうなことを言ってしまい本当に申し訳ございませんでした。でもまあ、R.A.S.のオープニングアクトで出演するということですから、ほとんど合ってますね!